Labo_530
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おなもちみたまのかみ大お名持御魂神、あるいは大お国主神といい、出雲大社に祀られてポットとして多くの人が参拝に訪れています。創建は成務天皇14年(西暦144年)、または欽明天皇25年(西暦564年)と伝えられています。主祭神の大お己な貴ち神かはいる神様と同じで、「伊い和大神」ともいいます。『播磨国風土記』の中では、伊和大神は播磨国の開拓をして、地元に農業や医療を普及させたとされ、この伊和の地に来て、「我が事おわ(終わった)」と言ったことから、この地を伊い和わと呼ぶようになったそうです(「三輪」の訛なりという説も)。伊和大神は出雲から来た神といわれていて、神社の近隣の遺跡からは、出雲の象徴とされるオレンジの勾玉が多数出土しています。祭事として、夏の風鎮祭(8月26日)、秋季大祭(10月15、度、奥播磨のパワースポットにお寄りください。伊和神社」は、姫路城のある姫路市の中心地から国道29号を北に約40キロ離れたところにあります。播磨国の一の宮・総氏神様と崇められ、農・工・商など産業や交通安全などの神様として人々の信仰を集めています。本殿裏の鶴石伝説は有名で、一夜にして杉や檜などが群生し、多くの鶴が舞う中、2羽の大きな白鶴が石の上で北向きに眠っていたことから、社殿を北向きに造営したと伝えられています。国道から一歩入ったところにある境内は東京ドームよりひと回り大きく、美しい木々に囲まれた深い森に入ると、神秘的な雰囲気に包まれ一気に別世界へ入り込んだようです。近年はパワースおくにぬしのかみわのおおかみ「播磨国一の宮宍し粟そ市しにあるまおむのみ う北から南から近畿支部より16日)が有名で、多くの参拝客でにぎわいをみせます。ぜひ一15■ LABO – 2023.03from North to South岡山鳥取県岡山県播磨国一の宮 伊和神社宍粟姫路神戸京都府兵庫県大阪府●播磨国一の宮 伊和神社宍粟市一宮町須行名407 電話番号:0790-72-0075 アクセス 車 :中国自動車道山崎ICから約13キロ 交通:姫路駅(JR神戸線・山陽本線ほか)から神姫バス山崎行きで終点下車、さらにウイング神姫バスの皆木・原・戸倉・横山・倉床行きなどに乗り換えて「一の宮伊和神社」下車北向きに鎮座している社殿五穀豊穣・風水害のないことを祈願して行われる風鎮祭社殿に向かう参道はパワースポットのひとつ迫力満点の秋季大祭。毎年10月15日に宵宮、16日に本宮が行われる『播磨国風土記』のヒーロー「播磨国一の宮 伊和神社」

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