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001000010000000200022000100000050024200120001001211105131458103244208200107982980303106014271625259222761061453200でできるか未知ではありますけど、どんな病気か知ってもらいたい、注射を打って血糖値コントロールができれば何でもできる、病気であることを隠さない、こそこそしない、そんなことをどんどん伝えていきたいです。現在は、阪神タイガースのコミュニティアンバサダー、スポーツ新聞の評論家としても活躍されています。岩田 2022年に起業し、新しいステージに足を踏み入れました。1型糖尿病の啓発活動はもちろん、野球選手経験者として、実りあるさらなる歩を進めたいと、ワクワクしながら活動しています。こんな僕ですが、1型糖尿病と宣告されたときに沸々とわいてきた「あきらめない気持ち」で頑張ります。―7――― 希望の星になりたいですね。岩田 1型糖尿病にまつわる活動については、認定特定非営利活動法人「日本IDDMネットワーク」にも、長年サポートしていただいています。感謝しかありません。「日本IDDMネットワーク」とつながりがもてたことで、全国各地の子どもたちと触れ合えるようになり、啓発活動の幅が一気に広がりました。みんなに会うたびに、たくさんの元気をもらっています。 1型糖尿病患者の岩田さんは入団会見のとき、「1型糖尿病患者の希望の星になりたい」と宣言されました。そして、その言葉がマウンドで腕を振り続けるうえで、強いモチベーションになっていたそうですね。岩田 はっきり言えますが、1型糖尿病患者のみなさんの笑顔がなかったら、僕はここまで長く野球を続けられなかったと思います。1型糖尿病を抱えているプロ野球選手は僕しかいないと、マウンドでどんなに打たれても、勝てなくても、頑張ることができました。そして、2017年には1型糖尿病研究基金「岩田稔基金」を創設されました。1勝につき10万円を寄付する活動ですね。岩田 1人でも多くの人に病気や活動を知ってもらいたいという思いで立ち上げました。ただ、立ち上げ直後の2018年は1勝もあげることができず、以後も成績は芳しくない結果でしたが、基金の創設は決して無駄ではなかったと思っています。これからも、1型糖尿病の啓発活動がどこま夢に向かって、生涯をかけて、自分の中にある「インク」を出し切っていくつもりです!.000.000.500.583.409.364.286.529.444.000.600.000.429.333.000.423『消えそうで消えないペン』岩田稔・著(ベースボール・マガジン社)Ⓒ阪神タイガース講演活動、トークショーも積極的に行っている。書籍『消えそうで消えないペン』の発売を記念してのトーク&サイン会■ LABO – 2023.03Minoru Iwata’s DATA年度登板勝利敗戦完投完封勝無四球勝率防御率9.00200620075.403.2820082.6820092.2920113.52201220134.952.5420143.2220158.8520164.25201720183.234.5220196.3520200.002021通算3.38

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