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その後、大きな波が寄せては返し8波まで記録しましたが、日衛協では流行初期より、厚生労働省などからの協力要請に基づき、会員検査所が検査体制の拡充に努めました。新型コロナウイルス感染症の急速な拡大により、衛生検査所にとって緊張の続く日々が続き、これまでにない重責を担うこととなりました。そんな中で、「PCR検査」の認知度が加速度的に高まり、その検査を受託する検査の専門会社としての衛生検査所の地位向上にもつながっていきました。2022年には、日本衛生検査所協会の存在を知ってもらうための「PR動画」を企画・撮影しました。進行役にはモデルでタレントのトリンドル玲奈さんを起用し、実際の衛生検査所を撮影場所として、衛生検査所と臨床検査技師の生の姿をアピールしたつくりになっています。一般にはほとんど公開することのない検査室をバックにして、トリンドルさんが語りかける映像は、YouTubeで公開しています。検査を業とするために興された衛生検査所は、一歩一歩時代を歩み、臨床検査の技術も手法スケールも、革新と発展を遂げて、大きく様相を変えています。しかし、いつの時代になっても、国民医療とともに歩み、国民の皆さまに寄り添い、使命感を持って業務に従事する姿勢は変わりません。そして、その姿勢は必ず受け継がれていきます。 7*「PR動画」を企画・撮影 1971年 1月「臨床検査技師・衛生検査技師等に関する法律(臨衛技法)」改正 1973年 3月「登録衛生検査所制度」創設を契機に「全国臨床検査所協会」設立 1974年 9月当協会独自の精度管理調査を開始 1978年 11月協会紙『ラボ』創刊 1979年 4月 11月 1980年 5月「登録衛生検査所」の普及にともなって「日本登録衛生検査所協 1981年 4月法改正により衛生検査所はすべて登録を要することとなり「日本 1987年 3月厚生大臣の設立許可を受け「社団法人日本衛生検査所協会」設立 1993年 4月第1回「医療フォーラム21」を開催 1996年 9月衛生検査所生涯学習通信講座を開講 1999年 4月ホームページを開設 2001年 4月 2003年 9月日衛協シンボルマーク決定 2005年 4月日衛協ならびに検査関連四団体による臨床検査振興協議会が発足 2007年 12月感染症法に準拠した「衛生検査所における病原体安全管理マニュ 2009年 5月「衛生検査所事業継続のための新型インフルエンザ対策ガイドライ 2010年 12月「細菌検査塗抹・培養ガイドライン」を策定 2013年 4月 4月 2014年 3月「細菌検査検体取り扱いガイドライン」を策定 2017年 6月「医療法等の一部を改正する法律」施行 2018年 10月 12月 2020年 3月新型コロナウイルス対策検討委員会を設置 2023年 3月創立50周年を迎えるにともない「登録衛生検査所制度」創設日本臨床検査専門学院を開講初の「臨床検査月間」を実施会」に改称衛生検査所協会」と改称検査団体として国内初の「ヒト遺伝子検査受託に関する倫理指針」を策定・公表一般公募エッセイ「検査がくれたもの」を開始 5月アル(ひな型)」を策定ン」を策定「一般社団法人日本衛生検査所協会」へ移行「検査前工程の標準化ガイドライン-生化学,血液学,血清学的検査-」を策定「精度管理運用のガイドライン(指針)」を策定「衛生検査所指導要領」改訂検査室をバックにトリンドル玲奈さんとの会話シーンを撮影(2022年)「医療法等の一部を改正する法律」の説明会(2017年)創立45周年記念式典を挙行(2018年)■ LABO – 2023.05日衛協の50年の主な歩み

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