Labo_536
16/16

※協力=一般社団法人日本鉄道構内営業中央会世界文化遺産の富士山のおひざ元、静岡県富士市で創業して100余年。「富陽軒」は、食を通じて新たな価値を創造し、地域の発展に貢献したいという思いで事業を展開しています。「富陽軒」は、富士山麓と駿河湾の味覚をいかした駅弁などを販売。掛け紙が印象的な駅弁が多い中、とくに目を引くのが「竹取物語」です。1987年に、この地方に伝わる「かぐや姫伝説」(かぐや姫は月に帰ったのではなく、富士山に登って忽然と消えてしまったと伝えられる)にちなんで発売され、同年のJR東海駅弁まつりで社長賞を受賞した駅弁です。愛らしいかぐや姫のイラストが描かれた掛け紙を開けると、竹を編んだ丸い籠に入った容器に、栗やタケノコ、桜エビなど、ふるさとの味が美しく散りばめられている、釜飯風の駅弁です。「竹取物語」と並ぶ名物駅弁は「巻狩べんとう」。1988年に東海道新幹線・新富士駅の開業を記念してつくられ、今年35年目を迎えたロングセラー駅弁です。源頼朝が富士の地で行った巻狩りの故事にちなんで生まれ、富士山周辺の自然の素材を滋味たっぷりに仕上げたこだわりの逸品。舌の肥えた人も納得の駅弁です。き弁当」など、地方色豊かな駅弁のほかに「特製幕の内弁当」や「助六ずし」などの定番駅弁もそろっています。「富陽軒」では、県内の4つの医療施設に「病院コンシェルジュショップ」を出店。駅弁以外にも、心も体も元気になれる食を提供しています。このほか、「駿河ちらし」「静岡産牛すかぐや姫伝説にちなんだかわいらしい駅弁「竹取物語」 ●本誌の文書、写真、図版等の無断転載・複製を禁じます。転載・複製をご希望の場合は本協会までご連絡ください。りんしょう犬さんスタンプ購入サイト*価格はいずれも税込みんなどんどん使ってネ〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-28 K.I.S飯田橋2階電話(03)5805-5250(代表) FAX(03)5805-5252毎月1日発行  1部85円(発行部数36,500部)新富士駅富士市名物の「茹で落花生」ともち米を一緒に炊いたおこわの上に、栗、金目鯛の塩焼き、桜エビ煮、ホタテの照り焼き、タケノコ煮、シイタケ煮などを盛りつけた「竹取物語」(1,150円)。新幹線グルメとしておなじみの「巻狩べんとう」(1,200円)。わっぱ状の容器に玉子焼、鮭の照り焼き、タケノコ煮、ピリ辛コンニャク、フキ煮物など、野趣たっぷりのおかずが詰まっています。日本で初めての焼きそば弁当「極きわめつけ 富士宮やきそば弁当」 静岡県富士宮市のご当地グルメで、B-1グランプリで殿堂入りを果たした「富士宮やきそば」。2005年、「富士宮やきそば」を使用した、日本初の駅弁「極 富士宮やきそば弁当」が登場しました。コシのあるもちもち麺が特徴の焼きそばに、エビ、イカ、ホタテにキャベツと具がたっぷり。温めて別添えの紅生姜とイワシの削り節をかければ、鉄板で焼き上げたばかりのような「富士宮やきそば」を味わえます。静岡名物のワサビを使ったわさびご飯と牛肉も入ってボリューム満点です。電車の中で熱々の焼きそばを食べられる「極 富士宮やきそば弁当」(1,100円)。もう一口!Information医食同源食べて旅する! 静岡県 「竹取物語」他

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る