令和5年度の四国支部臨床検査普及月間大会は、久しぶりの活気を取り戻し、これまでどおり香川県高松市で開催されました。まず、学術研究発表会が行われ、今年も多忙な業務の中で取り組んだ6つの研究成果が発表されました。『生化学項目における検査機器変更時のデータ検証』『日本肝臓学会が提唱した奈良宣言の検証』など、興味深い有益な研究発表会となりました。式典が開幕。大会会長である岡内伸介支部長が登壇し、「2020年からはコロナに明け暮れする日々が続き、感染のリスクと背中合わせで業務を全うされた皆さまには敬意を表します。新型コロナの分類が5類となり、日常が戻ってきましたが、人手不足、燃料費の高騰等、厳しさを増しています。来年の診療報酬改定に向けて、業界が一丸となってのさらなるご協力をお願いいたします」と開会の辞を述べました。続いて、香川県臨床検査技師会宮川朱美会長、日衛協近藤健介副会長の来賓挨拶がありました。その後、11名の永年勤続表彰に移り、永年勤続受賞の代表者より謝辞が述べられ、最後は、日衛協四国支部の加藤吉久副支部長による閉会の辞で、式典は幕を閉じました。休憩をはさんで記念講演へ。講師は香川大学創造工学部准教授の喜田弘司先生で、『知の自転車、人工知能の本質』をテーマに、「人工知能は知の自転車のようなもの、自由に乗れるようになると人生が豊かになります」と、近い将来、人工知能は必須のスキルになり、共存することで互いの力を発揮可能にすると話されました。会場を移しての懇親会では和やかな語らいが続き、月間大会は無事終了しました。新型コロナ感染拡大に立ち向かった力を次なる道へ積極的に活かすことを誓う12高松港と高松市の街並み●⑤●⑨●⑫●④●⑧●③●⑪●②●①●⑦①高松市で開かれた四国支部月間大会 ②開会の辞を述べる岡内伸介支部長 ③来賓祝辞を述べる香川県臨床検査技師会宮川朱美会長 ④挨拶に立つ日衛協近藤健介副会長 ⑤永年勤続者の表彰 ⑥記念講演を行う香川大学創造工学部准教授の喜田弘司先生 ⑦学術研究発表会で座長を務める花川準司学術委員 ⑧会員各社による学術研究発表会。6演題が発表された ⑨受賞者代表が謝辞を述べる ⑩閉会の辞を述べる日衛協四国支部加藤吉久副支部長 ⑪懇親会では多くの関係者が集い歓談のときを過ごした ⑫会場には地元の新鮮な料理が並んだ●⑩●⑥令和5年11月17日(金)高松国際ホテル香川県高松市四国支部厳しさを増す検査業界さらなる協力で発展へ導く
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