おう太良町栄町の有明海には3基の海中鳥居があります。言い伝えによれば、300年ほど前に、沖ノ島(太良町の有明海に浮かぶ島)に取り残された代官が、大きな魚に助けられたことに感謝して「大おお魚神社」を建立し、海中に鳥居も建てたといわれています。大魚神社の海中鳥居は、最大6メートルの日本最大級の干満差が見られる浅瀬に建っていて、満潮時には有明海に浮かんでいるように見え、干潮時には鳥居の下を歩くことが可能です。太良町は多良岳を中心になだらかな傾斜のある地形に広がっているため、町のほぼどこからでも有明海が望めます。月の引力は目に見えるものではありませんが、太良町の人々は有明海の干満の差を通して、間接的に月の引力を感じているのです。そんな太良町には、有明海の栄養分を豊富に含む海の幸が多くあります。代表的なのが竹崎カキと竹崎カニ。また、太良町はみかんなども特産品で、季節ごとに楽しめる山海の幸を求めて各地から観光客が訪れます。佐賀県の西南部に位置し、潮の干満差日本一の有明海に面する太良町は“月の引力が見える町”として知られています。海水面の高さは常に変動していますが、これは月の引力が要因です。海水は月に近い方向と離れた方向で対称的に広がって満潮となり、その中間の地点では海水が移動して干潮となるのです。北から南から■ LABO – 2025.07佐賀県福岡県佐賀武雄嬉野熊本県長崎県多良岳太良町海中鳥居有明海雲仙熊本長崎13鉄道:JR長崎本線多良駅からタクシ ー お問い合わせ太良町観光協会TEL:0954-67-0065WEBサイト:https://tara-kankou.jp/ ● 佐賀県藤津郡太良町アクセス車:長崎自動車道武雄北方ICから車で 約65分 で約2分「海中鳥居を照らす月」として「日本百名月」に登録されている月夜の有明海潮の満ち引きがよくわかる海中鳥居。大魚神社とともに「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定された有明海と多良岳の大自然に育まれた太良町グルメ九 州 支 部よ り未熟なスイカは軽く高い音が、熟しすぎていると鈍く低い音がします。しかし、音で見分けるにはある程度のスキルが必要とか。日ごろからスイカを買うときに試しながら、自分なりに音の違いを判断できるようにしたいものです。 ・持ってみるずっしりと重みを感じたら果汁がたっぷり詰まっている証拠。軽いと感じたら、中がスカスカかも? カットスイカを買う場合 ・種の色をチェック黒い種は完熟の証拠。種が実の中に散らばっていて、種のまわりに空洞がない。白い種が多いスイカは十分に熟していないまま収穫された可能性も。ちなみに、冷蔵庫で冷やしすぎると甘味成分を感じにくくなるため、食べる 1 ~ 2 時間前に冷蔵庫に入れるのがベストです。スイカはもともと砂漠地帯の植物で、古代エジプトの時代でも栽培されていたといわれています。英語で「ウォーターメロン」というように、スイカには水分がたっぷり! 果肉の 90 パーセント以上が水分ですが、糖質をはじめビタミンやミネラルのほか、むくみの解消や腎臓病の予防に関連するシトルリンなど、多くの栄養素は含まれています。甘さとジューシーさが魅力のスイカなのに、切ってみたら中に空洞があった、甘みが足りなかったなど、ガッカリしたことはありませんか。賢く選んでおいしいスイカを味わいたいもの。選ぶポイントは以下のとおりです。 丸ごとスイカを買う場合 ・ 縞模様をチェック表面の黒と緑の縞模様がはっきりしていて、黒い部分が盛り上がって見えるのが甘さの目安。 ・軽く叩いて音を聞くHealthy Lifef r o m N o r t h t o S o u t h地域の情報をお待ちしています!観光名所、名所旧跡、隠れスポット、人気の飲食店・土産品など、皆さまの地域の情報をお知らせください。採用の情報は本コーナーにて紹介させていただきます。 詳しくはこちらから⇒月の引力が見える町「佐賀県藤津郡太良町」スイカは夏の風物詩。音と種で甘さを見分ける
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