Labo_No.558
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学術研究発表会学術研究発表会全国大会6       ◎低濃度MEPM耐性腸内細菌目細菌の検証(微生物学)、◎食品微生物検査の自動化による業務効率化(食品微生物学)、◎骨・関節感染症における遺伝子検査の有用性の検討(遺伝子関連検査)、◎全自動遺伝子解析装置コバスオートメーションシステムの導入とその効果について(精度保証・管理運営<業務改善含む>)など、いずれも各検査施設で役立つものばかりでした。最後に、奥原俊彦学術委員会副委員長が、閉会の挨拶に立ちました。「今回も、症例によるもの、検討の内容など、多岐にわたる発表をしていただきました。これからも、研究熱心であり続けていただきたいと思います」3時間20分にわたった学術研究発表会は滞りなく終了しました。今年で31回目を迎えた学術研究発表会全国大会は、定時総会に先立って、午前10時研究発表に耳を傾けたいという会員や関係団体の方々が足を運びました。開会の挨拶に立ったのは近本陽一学術委員会委員長。 「学術研究発表会全国大会は、コロナ禍が明けた昨年の名古屋での第30回大会より、座長、発表者、聴講者の全参加者が会場に参集して行う形式に戻りました。今年も、皆さまと会場でお会いして開催できることを、大変うれしく思います。本大会は、全国9支部から推薦いただきました19演題を発表しますが、発表演題の内容は、年々、多分野で高度なものとなり、また衛生検査所の団体として、独自テーマの発表が行われています。各研究内容の成果を各施設に持ち帰り、有意義に活用していただければ幸いです。31回目を迎え新たな道を歩む学術研究発表に、引き続きご協力をお願いいたします」発表事例の内容をいくつか紹介します。◎凝固検体の保存条件によるデータへの影響(血液学)、◎ABO血液型ウラ検査と温度との関係について(免疫血清学)、閉会の挨拶を述べる学術委員会の奥原俊彦副委員長セッションごとに進行役をつとめた座長(学術委員)各支部より選ばれた演者たち 19 名が、日頃の研究成果を発表した学術研究発表会鴨川の川床開会の挨拶を述べる学術委員会の近本陽一委員長2025.07 – LABO ■40分より始まりました。会場には、貴重な31回目を迎えた

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