Labo_No.562
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■LABO – 2025.11に、出会った人たちと手を取り合い、その出会いを力にして前に進んでいくのだと実感しました。私自身も悪性リンパ腫をきっかけに、がんの啓発活動をするようになり、たくさんの仲間ができました。その縁によって、自分の人生が切り替わったように感じています。今回も帯状疱疹になって、目はしばらく開かないかもしれませんが、自分の新たな個性の1つだと思って、足し算の縁を大事にしていきたいと思います。ろには3キロ減ったくらいですみました。――今回の帯状疱疹の入院中も積極的に発信されていますね。笠井 ここまで重症化するケースもあるということを世の中に発信、啓発していかなければならないと思っています。――退院日も決まり、お仕事の予定も入っているとのことですが、今後の目標をお聞かせください。笠井 講演会などで「引き算の縁と足し算の縁」というお話をよくさせていただくのですが、私は東日本大震災のとき、発生の2日後から現場に入り、現地の方たちが、失った縁を数えながら泣き崩れている姿を見てきました。でも、そうした方たちと1カ月後くらいに会うと、「避難所で新しいお友だちができた」「素敵な医師や看護師の方と会えた」「ボランティアの方と仲よくなった」と話してくれるのです。人は絶望するようなことが起きたとき7 『がんがつなぐ足し算の縁』。がん発覚から入院、闘病の記録。新機軸の治療アドバイスも綴った一冊『生きる力 〜引き算の縁と足し算の縁』。「どん底でも前を向いて生きられた!」と生きる意味を記した撮影=河内 彩悪性リンパ腫をきっかけに自分の人生が切り替わったように感じています。

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