これは正常?それとも異常?「不整脈」とはこんな状態心臓の拍動をコントロールまず、心臓の働きを知ろう3 「不整脈」とは、心臓の拍動(脈)が正常とは異なる打ち方をする状態を指します。大きく分類すると、脈が異常に速くなる「頻脈」、脈が遅くなる「徐脈」、および脈が不規則に打つ状態に分けられます。健康な成人の安静時における脈拍は、通常1分間に60~100回程度です。運動や精神的興奮、発熱などによって脈が速くなる現象は、だれにでも起こる生理的な反応です。これらとは無関係に脈の異常が生じる場合が、病的な不整脈に該当します。一般に、脈拍が1分間に40回以下になると、全身への血流が低下し、徐脈による息切れや、めまいなどの症状が出現しやすくなります。心臓は、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋で構成されており、筋肉(心筋)の収縮によって全身へ血液を送り出しています。この規則正しい収縮を制御しているのが、心臓内で発生する微弱な電気信号です。正常な拍動(洞調律)では、以下の順序で電気信号が伝わります(図表1)。■ LABO – 2026.04 心臓の拍動リズムが不規則になる「不整脈」は、加齢にともない、だれにでも起こり得る身近な疾患です。そんな不整脈 には、放置してよい無害なものから、脳梗塞や心不全、突然死を招く危険なものまでさまざまなタイプがあります。特に高齢化とともに増加傾向にある「心房細動」は、心原性脳塞栓症という重篤な脳梗塞の主要な原因となるため、早期発見と適切な治療が欠かせません。 不整脈は、動悸や息切れといった自覚症状の有無だけで、その危険性を自己判断することはきわめて困難とされています。検査を受けることが大切なのです。そこで今回の「病気とけんさ」では、命にかかわる不整脈を正しく見極める第一歩となる心電図やホルター心電図をはじめとする検査のいろいろや、受診の目安となる具体的なサインをとりあげます。正確な診断をくだすための「検査」の重要性を理解し、心臓からの小さなSOSを見逃さないようにしてください。賢く知って 正しく対処!病 気 とけ ん さ危険なサインを見逃さないで!不整 脈
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